第5話パピーファミリーのしつけの様子

皆さんこんにちは、あっぷるJrです。ジメジメした日が続く中でもきれいな色付きのアジサイを見るとなんだか元気になりますよね。

パピーファミリーのもとへ委託されたパピーたちもあっという間に数か月の月日が経ちました。最初はお互い緊張していたものの、今ではそんな素振りは微塵も感じさせないくらいやんちゃぶりを発揮している今日この頃。ぬいぐるみのようなかわいい子犬たちですが、家庭生活では気を付けなくてはいけない事がたくさんあるんだよ。

前回はトイレトレーニングに奮闘中のパピーたちを紹介しましたが、今回はパピーを迎えたパピーファミリーの家庭内のしつけの様子をお伝えしますね。

パピーファミリーに委託されるこの時期の子犬たちはとても好奇心が旺盛なんです。いろいろなものに関心があり、物をかじったり、口に入れてしまうこともあるんだ。誤って飲み込んでしまうととっても危険だよね。

だから子犬の手が届くところに口にしてはいけないものは置かないようにしたり、いたずらのできない環境づくりをすることがとても大事なんだ。ゴミ箱などは台の上に置いたり、蓋つきを利用したりするんだ。

また、夜寝る時やお留守番をさせる時はケージという犬のおうちを利用して安全を確保することも重要なんだよ。　子犬の居場所は、いつも人のいる場所（リビングなど）を基本にし、パピーファミリーは子犬中心の生活をしているんだ。では実際パピーファミリーはどんな風に生活をともにしているのかな？

犬にとって噛むという行為は自然なことなので、それ自体をやめさせることはできません。だから犬のガムや噛んでも良いおもちゃを常時与えるようにしてあげるんだ。どうしても噛んではいけないものをくわえた時は、口を開けて取り出し、代わりにおもちゃを与えてしばらく一緒に遊んであげたりするんだ。

人の手でじゃれて遊ばせるのは禁止だよ。子犬にとってひらひらと動く手はとても興味をひかれるものなんだ。子犬が手などをあまがみしてきたら、あわてず落ち着いて「痛い！」と少し大きめの声ではっきりと伝えてあげるんだって。あわてて急に手を動かすとかえって噛んでしまうので、子犬を興奮させないようにするのがポイント。噛むのをやめたら、すぐに優しい声で褒めてあげるんだ。

吠えるという行為はよくないことです。吠えるからといって声をかけたり、目を合わせたり、何か対応してしまうと犬にとってはこれがごほうびになり、何か要求があると吠えるようになってまうんだ。吠えても無視！静かにしている時にやさしく声をかけたり、遊んであげることが重要なんだって。

手入れは１日１回ゴムブラシでブラッシング後、よく絞った濡れタオルで全身を拭いてあげるんだ。僕たちラブラドールは耳が汚れやすい犬種なんだ。そのためパピーファミリーはきれいな時の耳の臭いまでも覚えてくれているんだ。食後は口周りやあごを拭いて、清潔を保ってくれているんだよ。

今まで兄弟姉妹と一緒に生活してきた子犬は初めてひとりになり、寂しくて夜鳴きをすることがあるんだ。そんな子犬のためにパピーファミリーは環境に慣れるまでの数日間子犬のケージの近くで添い寝をしてくれたりもしているんだ。

こんな風にパピーファミリーはとてもたくさんの時間と愛情を子犬たちにかけてくれているんだ。人の親が自分の子供にかける愛情と全く同じだよね。

将来補助犬になれるようパピーもパピーファミリーも共に頑張っているんだ。皆もそんなパピーファミリーを応援してね。

次回は、所沢山口店で行われた「補助犬ふれあいイベントの様子」をお伝えします。