第9話パピーしつけ教室の様子その3｜あっぷる君Jr.が行く！

皆さんこんにちは、アップルJrです。今年は毎日のように暑い日が続きますね。あまりの酷暑に日中は、僕も外出を控えています。毛皮に覆われた僕たちは毎日の熱中症対策は欠かせませんが、皆さんも本当に気を付けて生活してくださいね。

さてさて今回のコラムは、いよいよ大詰めとなった「しつけ教室第3弾」です。今まで、2回にわたりパピーとパピーファミリーの成長や奮闘ぶりをご紹介してきましたが、この後の数か月間は今までの積み重ねや苦手な部分に対しての地道な努力の時期なんだ。

ついついお互いに生活が慣れてくると、指示の出し方やおうちでのルールがルーズになってしまうことも・・・。人間の世界でも「このくらいならちょっとくらいいいよね」なんて思うことがたくさんあるでしょ？そんな少しみだれてしまった生活習慣も訓練士さんたちには一発で見抜かれてしまうんだよ!!

その都度、パピーファミリーには、初心に帰って生活を見直したり、改めて訓練士さんたちからパピーたちが目指すべき姿について講習をしてもらったりするんだよ。苦手な部分へのアプローチの仕方も訓練士さんたちは丁寧に根気よく指導してくれたんだ。そのおかげで僕たちは「待て」もできるようになり、お散歩も上手になったんだ。

例えば「靴下を脱がせる」「握手をする」みたいなこととかね。この一芸には、パピーそれぞれの個性が反映されるよね。

一芸を褒められた時のパピーは、普段のしつけを褒められた時よりも得意げな顔だったよ。

パピーとパピーファミリーが出会ってからあっという間に1年が経過してしまったよ。初めて会った時はまだまだずっと一緒にいられると思っていたのに、もうこの時が来てしまったんだと感じるよ。

しつけでうまくいかずにお互いクヨクヨしたり、悩んだり、でも上手にできた時の感動はとっても大きくてその喜びを一緒に分かち合って奮闘してきたパピーとパピーファミリーの過ごしてきた時間はものすごく密で充実したものなんだ。

だからこそ入学の日はたまらなく辛いんだ。立派な補助犬になってほしいという思いと今まで一緒に過ごした時間が楽しく、貴重でかけがえのないものだったと思うと涙が出てくるんだよ。

そんな思いを胸に、パピーファミリーは僕たちをセンターに見送ってくれるんだ。
だからこそ僕たちもこれから始まる補助犬の認定試験に向けて、センターでの訓練を頑張るんだよ。

パピーファミリーが応援してくれているように皆さんも僕たちのことを応援してね。