第8話旅立ち・パピーファミリーへ｜介助犬あっぷる君が行く！2nd

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こんにちは!「介助犬」のあっぷるです。今年もあっという間に半年が過ぎてしまいましたね。子供さんたちは、そろそろ夏休みの時期が近づいてきて気分はウキウキかな?

5月に生まれた子犬たちには、旅立ちの時がやってきました。今回は、パピーファミリー（子犬飼育ボランティア）への委託の様子をご紹介するね。

7月上旬からパピーファミリーへの委託が始まったよ。コロナが流行る前は、協会にパピーファミリーの皆様に集まっていただき、「パピー委託式」を行っていたんだ。

でも、コロナが流行ってしまい、みんなで集まっての委託式ができなくなってしまったんだ。今回の子犬たちも、委託するご家族に個別で協会に来ていただいての委託になっているよ。コロナの影響はこんなところにまで出ているんだね。

5頭の子犬たちそれぞれが新しい飼い主（パピーファミリー）のもとへ旅立ちました。にぎやかだった協会もちょっぴり静かで寂しいです。でも、子犬たちにとって、とても大切な自立への第一歩です。

パピーファミリーも、それぞれの子犬たちも、新しい生活が始まります。ドキドキ!ワクワク!僕もなんだか緊張するな!!

パピーファミリーのところではすべてが新しい経験です。飼い主家族も子犬もまだ何もわからないまま手探りでの生活がスタート!!まるで、初めて赤ちゃんを迎えた時と同じようだね。

子犬たちが何を訴えているのか…。人がどのように関わったらいいのか…。毎日大奮闘!!協会のスタッフもパピーファミリーと連絡を取り合いながら全力でサポートします。

パピーファミリーの最初の課題は「この1ヶ月をどう過ごすか?」です。そこで、飼育の一部を紹介するよ。

1.食事：1日4回決められた時間にごはんを与える。水はいつでも飲めるようにしておきます。

2.トイレトレーニング：かけ声でトレーニングをします。失敗もありますが、上手にできたときはたくさんほめてあげることが大切です。子犬のトイレのタイミングを計るためにも記録するようにお願いしています。

3.お家での生活：子犬のいる場所はいつも人がいるリビングにします。人の目が行き届くところというのがポイントです。

4.散歩について：委託後1週間は新しい家族、新しい家に慣れる期間です。家の中の環境に慣れたら、玄関先に出たりしてみましょう。他の犬との接触はまだ避けなければなりません。

子犬が将来、様々な環境でストレスなく落ち着いて行動できるようになる為に大切な社会化のスタートです!外出が楽しい記憶になるようにしてあげることが大切なんだって!僕もこんな風に手をかけてもらっていたんだな!本当にありがとう。

これは飼育の一部だけど、その他にも「お手入れについて」「あまがみ・要求吠え・夜泣き」など、様々な困りことに協会の訓練士さんがパピーファミリーに寄り添ってサポートをしていくんだ。

委託1か月後には、すべての子犬たちが日本補助犬協会横浜訓練センターに集合し、身体測定や予防接種、これまでのトイレトレーニングの進み具合を確認したり、社会化やしつけに関する講義を含むクラスに参加するよ。

パピーファミリーも、子犬たちも、毎日頑張っています。皆さん、これからも応援をよろしくお願いいたします!