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【介助犬あっぷる君が行く!2nd】最終話 補助犬の育成をこれからも応援してね

こんにちは!「介助犬」のあっぷるです。まだまだ暑い日が続いていますが、皆さん夏バテしてませんか?僕たちにとっては過酷な夏です。協会の仲間たちもこの暑さを乗り切ろうと、プールを楽しんだりしているよ。

皆さま、パピーファミリーのご家庭で過ごす子犬たちはどうしているの気になりませんか?そこで今回は、パピーたち「初めてのしつけ教室」を紹介するよ。

コロナ禍での「しつけ教室」

8月7日、日本補助犬協会横浜訓練センターに子犬たちが集まりました。子犬たちは、毎月開催されるしつけ教室に家族と参加します。

コロナ以前は、すべての子犬が家族全員と訓練センターに集まりましたが、コロナ禍ではそうはいきません。1家庭2名までの参加で、5頭の子犬で2グループに分けてという制限付きの実施です。それでも、開催できることに感謝とほっと一安心の心境です。

子犬の「しつけ教室」って何をするの?

1.初めてのワクチン接種

ワクチン接種は子犬にとってとても大切です。適切な時期に接種することにより子犬を感染症から守ってくれます。人間の赤ちゃんも誕生してから様々なワクチン接種をするよね。子犬たちも同じです。

協会の診療室には、専属の獣医師「加藤先生」がいるんだ。加藤先生は大ベテランで、とっても優しいんだよ。子犬たちが将来病院嫌いにならないようにと~っても優しく子犬たちに接してくれるんだ。だから子犬たちは気付かないうちに加藤先生に「チクッ」とされちゃうんだよね。僕もそうだったな!!おかげで今でも病院の先生は大好きだよ。

2.犬同士の関わり

今までも話してきたけれど、子犬たちはパピーファミリーのもとで人との信頼関係を構築するよね。それと同じくらい子犬にとって、犬同士の関わりも大切なんだ。しつけ教室に参加する子犬は、成長した兄弟と久しぶりに会い、たくさん遊ぶことで、犬同士のコミュニケーションを学ぶんだよ。

例えば、遊びの中でもどれくらいの力で抱きついたら相手が嫌がるかとか、仲良くできるお友達とそうでないお友達がいることに気付くとかを体験し学ぶんだ。

犬はこの犬同士の社会性が基礎となり、人とも上手く関わることができるようになるそうです。まるで保育園に通う子供たちのようだね。

3.専門家との関わり

パピーファミリーはこの1か月間、子犬たちと二人六脚で大奮闘しています。その間の困り事は、訓練士に電話やオンラインでアドバイスを求めたりしているけれど、やはり「これで良いのかしら?」と心配は尽きないそうです。

そんな時、訓練センターに集まり対面で子犬の様子を観察してもらいながら参加する「しつけ教室」は頼りになるそうです。参加する子犬はどの子も個性豊かで、兄弟でも性格は色々だね。

そして、あるパピーファミリーさんは「子犬の成長には私たち家族とのスキンシップが欠かせないんですね…パピーファミリーと言う子犬飼育ボランティアに参加しようと家族会議していた頃の気持ちを思い出しました。」と言っていました。

パピーファミリー同志の交流

初めてパピーファミリーとなってくれた家族の皆さんは、「トイレのしつけ」「散歩の様子」「いたずら」いろいろなことに日々奮闘されています。

毎月交流することによって、パピーファミリー同士が情報を交換したり、訓練士さんや獣医さんに相談することにより、楽しく子犬を育てられるんだ。人社会での「ママ友」かな?!

子犬たちはこれから1歳になるまで補助犬になるための社会性を培っていきます。子犬たちが補助犬を必要としている障がい者と生活をエンジョイできるよう、これからもずっと応援してくれたら嬉しいです。

「介助犬あっぷる君が行く! 2nd」いかがでしたか?ぼくたち補助犬の役割をうまく伝えられたかな?

マミーマートグループと日本補助犬協会は、これからも皆様のお力をお借りしながら、社会から託された子犬たちの成長に伴走するよ。引き続き注目!注目!

皆さま、これからもどうぞ僕たちほじょ犬をよろしくお願い申し上げます。byあっぷる 

お知らせ

マミーマートグループ各店で8/31まで「第2回 手作り募金箱コンテスト」の作品を募集しています。

みなさまのアイデアある募金箱に補助犬育成のための募金を入れて応募してね!みなさまのご参加、お待ちしています。

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